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放送大学 ICT活用・遠隔教育センター

■ 導入事例
放送大学







- 放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 准教授 葉田 善章 様 -
放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 准教授 葉田 善章 様


今回は、放送大学ICT活用・遠隔センターの事例をご紹介します。
お話は、携帯電話への情報配信支援プロジェクトを推進する 葉田 善章 准教授に伺いました。
今回、放送大学ICT活用・遠隔センターが導入した製品
  • HDE Mobile MTA

    大学等の高等教育機関向け無償ASPサービス「K-tai Campus」にて利用 

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    -- 放送大学ICT活用・遠隔センターでは、HDE Mobile MTAをどのようにご利用いただいているのでしょうか。

    葉田氏:まず最初に、私の所属する放送大学ICT活用・遠隔教育センターの説明を簡単にさせていただきます。

    本センターは廃止された独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)の一部事業が、放送大学に移管されたことにより、平成21年4月1日に発足しました。

    旧NIMEでは、事業の一つとして、大学等の高等教育機関へのICT(Information and Communication Technology)を活用した学習を実現するための研究開発や普及事業を展開してきました。現センターでは、従来に引き続きこの研究開発を実施し、開発されたシステムの提供や、得られた知見によるセミナーの実施等を行っております。

    これらのサービスは、大学等の高等教育機関への普及の観点から、現在のところすべて無償で提供しており、大学等からのご依頼に応じてセミナー講師の派遣やコンサルティングを行うこともあります。

    「HDE Mobile MTA」は、私が担当しております携帯電話への情報配信支援プロジェクトにて開発しました、「K-tai Campus」システムで利用させてもらっています。「K-tai Campus」は、キャンパスでの先生、職員、学生のコミュニケーションをより活発化することを目的としたシステムです。大学全体での利用はもちろんのこと、教員が自分の授業で使うような用途にも対応しています。機能的には、授業やキャンパスの情報を学生にお知らせするための一斉メール配信と携帯電話サイトでの掲示板を実現しています。

    「K-tai Campus」は、2004年度から開発をスタートし、最初のバージョンを2005年に公開しました。このとき、大学では、携帯電話を使った情報配信が普及しつつありました。しかしながら、実際に大学で導入しようとすると、予算獲得やシステム開発などの問題が考えられます。このことから、導入したくても導入が難しい機関に、できるだけ簡単に、すぐにご利用いただけるシステムを提供したいと考えました。

    そして、システムの提供だけでなく、ご利用されている機関に、システムの持つ機能を活用した情報配信を行うためのノウハウを提供し、安心してサービスを利用いただくためのサポート提供を実施することとしました。これまでに運用で得られた知見をもとに、システム機能の改善や追加を繰り返し、これまでに20以上の高等教育機関で利用されました。

    -- HDE Mobile MTAを導入することになった経緯を教えてください。

    葉田氏: K-tai Campusでは、最初に公開したバージョンからメール配信機能を搭載していましたが、導入を検討される担当者から、大学全体へのメール配信に対して不安を持たれることが多くありました。実際に、ご利用されているある大学様から携帯電話へのメールの配信が上手くいかないという報告もいただきました。

    その大学では全学生、約8000人の携帯電話にメール配信で連絡をしていたのですが、配信途中でエラーが発生してしまい、一斉送信ができませんでした。報告を受けた当時は、根本的な解決方法が分からなかったため、一度に配信するメールの件数が少なくなるよう、配信対象を分割するようにお願いして、しのいでいました。

    しかし、そのまま不便な状態で利用していただく訳にも行かず、何かよい解決方法が無いかと、システムの開発を委託していた業者に相談させていただきました。

    採用の理由は、信頼と実績そして価格の優位性 

    葉田 准教授

    -- メール配信システムはどのように選定されたのでしょうか。

    システム開発業者:携帯向けメール配信のコンポーネントをどこかの会社が持っていないか、ホームページを調べていたらHDEさんを見つけました。実はHDEさんに関しては、Linuxサーバー管理ツールである「HDE Controller」を既に自社で採用しており、長期に渡って利用しておりました。そういった信頼と実績という面からもHDEの携帯向けメール配信システムである「HDE Mobile MTA」を採用する事にしました。

    -- 他社製品など比較検討なされたのでしょうか。

    システム開発業者:はい、検討しました。HDE社以外も検討しましたが、どれも「HDE Mobile MTA」に比べると2倍から3倍も価格が高いものでした。価格的な面と、先に話をした信頼と実績から、「HDE Mobile MTA」を選択することにしました。

    -- 開発作業はどのように行なわれたのでしょうか?

    システム開発業者:まず最初に評価版を無償で貸していただきました。これで弊社で試験が出来たのが良かったですね。これも採用の理由の一つになりました。検証の結果、安心して放送大学さんにお勧めする事ができました。その後は詳細なマニュアルが同梱しておりましたので、そちらを見ながらの導入で、問題はありませんでした。

    -- 開発サポートにおけるHDEへの評価はいかがでしょうか?

    システム開発業者:サポートへの質問に関しても、迅速に対応していただき、大きな問題は何一つありませんでした。

    携帯メールで広がるキャンパスの情報提供サービス 

    -- 現在の「K-tai Campus」での利用状況について教えてください。

    葉田氏:2008年にシステムの機能を根本的に見直し、2009年度にリニューアルを行いました。その開発で、懸案だったメール配信機能に「HDE Mobile MTA」を導入して改善を実施しました。実際に、先ほどの携帯電話に約8000件の送信を行っている大学様が、問題なく送信できるようになりました。これまでにも、メール配信は、検討中の機関様から問合せをたびたびいただく機能の一つでした。今回の改善で、学生数の多い機関様であっても、一斉メール配信が可能となり、システムの一つの目玉としてアピールできるようになりました。このことから、情報提供サービスを支援する「K-tai Campus」の活用の幅が広がったと考えています。

    「K-tai Campus」のサービスは、ASPという提供形態で、現在、大学等の高等教育機関への普及の観点から無償にて提供をさせてもらっています。携帯電話を、講義やキャンパス運営などの学内コミュニケーションに使ってみたいと考えておられる教員や事務の方々に、どんどん利用していただきたいと思っています。

    携帯電話を使った学内サービスは、一見簡単そうに見えるのですが、今回我々も戸惑ったメール配信のトラブルなど、スムーズにサービスを実現するには、機能面や利用面に色々と携帯電話独自のノウハウがあります。ご利用方法も簡単ですので、まずは「K-tai Campus」で携帯電話での学習利用を体験して、ノウハウをつかむのも一つの方法だと思います。

    教育機関でも安心して利用できる品質

    -- 最後に、HDE Mobile MTAへの要望や、今後期待することなどがあればお聞かせください。

    葉田氏:現状システムやサポートに対しては特に不満はありません。安心して「K-tai Campus」が提供するサービスの1つの目玉として、この「HDE Mobile MTA」を利用させていただいております。

    ただ、マニュアルに関してもう少し改善しほしい点があります。当初「HDE Mobile MTA」は、携帯電話へのメール配信の調整機能のみを搭載していると思っていました。ところが、マニュアルを細かく見ると、配信先をアドレスごとに調整したり、配信禁止時間の設定が出来たり、それをすり抜けて配信させたりと、「K-tai Campus」の機能に取り入れられそうな優れた機能があることが分かりました。

    もちろんマニュアルを事細かに見れば、全機能が分かるのですが、もう少し何ができるのか分かりやすくピックアップされている、簡単なマニュアルが付属していると良かったと思います。

    せっかく沢山の優れた機能があるので、システムがわかる人だけでなく、もっとユーザーに何ができるのか簡単に伝わるようにした方が良いと思います。ぜひとも、今後のバージョンアップでその辺も検討してください。

    -- 承りました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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